「私が医者です。」

朝の通勤電車。いつものごとく最後尾の車両でぼーっと考え事をしながらMP3プレーヤーで音楽を聴いていた。
すると人の呻き声のようなものが聞こえて、目の前をものすごいスピードで人が駆け抜けて車掌室へ。
「人が倒れた!」
同じ車両の少し前の席で男性が倒れた模様。そちらに目を向けたときは、すでに男性は本人の持ち物とおぼしきリュックを枕に床に寝かされていた。ちょうど電車が駅に着く直前だったので、急病人発生のアナウンスとともに電車はそのまま停止。
少しして、前の方から倒れた男性(おそらく50歳代)よりは少し若い男性が現れ、倒れた男性の脈を取りながら携帯電話で会話を始めた。どうやら医師の様。
幸い、10分するかしないかで倒れた男性は人の手を借りてなら歩ける程度にはなって電車を降りていった。
「私が医者です」を目の当たりにしたのね。

しかし、医師と思しき男性も少々慌てていたのか、電話口で電車が止まった駅を間違え(2つ先の駅名を言ってた)て伝えていました。最後には周りの席から一斉に突込みが入ってたあたりがちょっぴりおかしかったり。