Dir en grey / TOUR 05 It withers and withers(2005.4.24 大阪厚生年金会館)


新しいアルバムを引っさげてのツアー。しかも大阪はツアー終盤。アルバムの曲は成長してるに違いない、と楽しみにしておりました。

予想通り、というよりも予想以上でした。ライブ1曲目、そしてアルバム1曲目でもある「Merciless Cult」から曲世界に引き摺られっぱなし。(「朔-saku-」と「鼓動」で涙ぐんでしまったのは内緒だ←どういう組み合わせだ)京くんの喉があまり調子が良くなさそうなのが気になりましたが、全体的に良いライブでした(楽しみにしていた「GARBAGE」が予想よりも軽い感じになってて少し残念でしたが)

客席に男の子の姿が目立つようになってきたあたりにバンドの変貌ぶりがよく現れているような気がしました。なんか、Toshiyaコピーな男の子が結構いたのが笑えたな(^^;←失礼な
そのToshiya氏は、淡々とベースを弾いていました。客席を煽ったりもしてはいたけれど、以前のやんちゃ坊主なイメージとは違う感じ。(まあ、演奏されていた曲のせいもあるのでしょうけれど)Shinya、薫、Dieの3人はあまり変わってないかな。相変わらず、超軽量級のバディとは裏腹なドラムを叩いていたShinya君には脱帽。相変わらず、素人目にも分かる変わったフォームで叩いておられましたが。京くんは狂的なパフォーマンスに磨きがかかっています。今回、珍しく最後までステージに残ってました。

個人的には本編の「dead tree」→「愛しさは腐敗につき」→「悲劇は目蓋を下ろした優しき鬱」の流れの美しさが印象的でした。ステージ後方のスクリーンの映像使い方も絶妙。(特に「愛しさ〜」)

内容的には今回のアルバム+「VULGAR」+α(「腐海」、「umbrella」という感じで。

ドイツライブ(ワンマン+ロックフェス参加)も決定しているので、次はさらに成長したバンドの姿がみられるでしょう。非常に楽しみ。