L'Arc〜en〜Ciel / AWAKE TOUR 2005(2005.8.20、21 大阪城ホール)

大阪公演4日間のうち、3日目および最終日に行ってまいりました。簡単なご報告をば。

・ショー的要素。
というと語弊があるかな。
視覚的な効果が多用されていました。映像ではなくて、人間を使ったパフォーマンスで。友曰く「『アレグリア〜♪』が頭をよぎった」そうな。「TRUST」〜「Ophelia」、「叙情詩」あたりは特にそうですね。これは賛否わかれそうだな。個人的には「非」だったりします。単に、周りに刺激となるものがたくさんあるとそれが排除できなくて、気が散ってしまうからなんですけど(私が)。「TRUST」〜「Opelia」はいまいち洗練度が足りなくて、ちょっと悲しくなったことは書いておきます。あそこで、人間が降ってきたり、上っていったり(あれはハムレットのオフィーリアなんでしょうか)する必要はなかったような。

・パフォーマンスといえば
今回、hydeさんが頑張ってました。しょっぱなは軍服に眼帯(焔の人とは無関係です。念のため)姿、「REVALATION」での教皇姿など。そういえば、錬金術も使ってました。趣味で(本人談(笑))錬成陣無しなので真理を見ちゃったのですね(←by.SEIちん)2日目にkenちゃんを錬成してたという話を小耳にはさみましたので(笑)そのせいかしら←やめれ
「REVALATION」の人々を扇動する(椅子に乗せられて会場を練る)教皇、という姿は、最初に観たときに、正直「ちょ、ちょっとイタいかも・・・」と思ってしまったのですが(謝)、翌日は普通に受け入れられました。長髪ヅラも似合ってましたよん(笑)

・パンク王
今回、P'UNK〜EN〜CIELはお休み。
代わりに(?)、不完全パートチェンジな「STAY AWAY」有。どうもformationAとformationBがあるようで、20日は「カンペ yukihiro」と黒い紙にシルバー(白?)ででっかく印字されたカンペを持つyukihiro先生ボーカルのパターン(これが「B」らしい)、21日はtetsu→ken→yukihiroとボーカルチェンジ、ゆっきーだけ超絶パンクな「花葬」を歌うというパターン(これが「A」らしい)。ちなみにformationAのkenちゃんは「うるさく言わないでね、沈んでしまうやんけ〜(だったかな?)」と関西弁で歌ってて、hydeさんを苦笑させてました。

・やはりライブバンドです。
音源で「ちょっと何かがもの足りない」と思ってた曲も生で聴くと、まったくそんなことは感じさせませんでした。「Killing Me」はその代表だったり。個人的には「My Dear」に驚かされました。皮膚がざわざわしましたもん。
最終日はhydeさんの声が枯れてて、音がよれたりはずれたりなんてのも結構ありましたが、トータルとしてはとても良かったと思います。3日目はまったく問題なし(歌詞が曖昧だったとかそういうのはおいておいて)でした←えらそう

・懐かしい曲もやります。
20日は「snow drop」と「HONEY」それに「fate」(ここで東京参戦組の友人の顔が浮かびました(笑))21日が「forbidden lover」と「Driver's High」でした。
懐かしいといえば、「NEO UNIVERSE」も懐かしいの部類に入るのかな。とても好きな曲なのですが、パフォーマーの方々の旗振りで気が散ってしまいました_| ̄|○最終日のこの曲は歌がいまいち良くなかったし。

・MCはまったり
まあ、ラルクを1度でもご覧になったことがある方はお分かりでしょうけど、MCはまったりというかだらだらしてます(^^;下(シモ)の話も満載です(・・・)
ただ、今回はちょっと心配なことが。tetsu「3日前(注:20日時点)に救急車に乗りましたー。皆乗ったことある?3本点滴を打ちました」り、リーダー・・・(涙)しかし、ライブではそんなことを微塵も感じさせない動きでした。ちなみに「救急車に乗ったことあるー?」で反応していたのはギタリスト氏。その後しばし幼馴染トークkenちゃんが小学2年のときに交通事故で救急車に乗った、という話)が繰り広げられました。

・う●こはやめれ。
最終日の大ラス「星空」直前のMC。k「(イベンターの人が差し入れしてくれた)生チョコがあったんだけど、誰も手をつけなくて『これはいかん!』と2、3個ほおばりました。で、(チョコで)う●こを作ってティッシュの上において、hydeのサングラスのその側に置いたんだけど全然反応しないの!(←つまらなかったらしい)」h「そのう●こなんですが、うちのカメラマンのチャーリーがかばんを開けて「うわっ!」って。(どうやらkenちゃん作のう●こがそこから発見された模様)何か、毎日のようにチャーリーの悲鳴を聞いてるような気がします」
・・・いい大人がやめなはれ(苦笑)

(気をとりなおして)、kenちゃんといえば、最終日のMCはすんごくにこにこ楽しそうにしてました。自分が学生時代に生まれて初めて行ったライブの話と絡めて、客席に「(ラルクのライブが)初めての人ー?(客席の結構な数が挙手)恥ずかしいやろー?(^^)」そう、初めてのライブって何か恥ずかしいですよね。自分が演奏するわけでもないし、誰が見てるわけでもないのに。ちなみに、その後「(ライブを観るのが)10回未満の人〜」とか回数が増えていきましたが、「30回以上」で手を上げてる隣の友人がやたら恥ずかしそうだったのが印象に残ってます。・・・わたくしですか?・・・聞かないでやってください(笑)というか実は覚えてなかったので、さっきチケットの半券を数えました(爆)ラルクだけで48枚ありました(自爆。ちなみにイベント含まず)

・テーマ「反戦
もちろん、これまでのツアーにもテーマはあったはずですが、MCで言葉で伝えられるのはおそらくはじめてだろうと思います。今回のツアーのテーマはこれでした。「軍服を着たのは『脱ぐ』ため」というhydeさんの言葉が印象的でした。
正直なところ、音楽をやる人に言葉で語られてしまうのはちょっと考えてしまうのですが、言わなければわからないこともある、のかなぁとか受け手である我々が鈍くなっているのを見透かされてるのかな、などとしばし考えたりも。
うまく言葉にできないのだけれど、ストレートに言葉にされてしまったときの居心地の悪さの意味を自分なりに考えなければならないのかな、とそう思いました。