読了本。

ジルバーマン楽長の「薔薇の騎士四重奏楽団売り出し作戦」の一環で、バイエルン王御前演奏会の選考会に出場することになった4人。その選考会に現れた歌手は若き日の狂王ルートヴィヒ二世に瓜二つ。果たして彼の正体は。そして四重奏楽団の未来は…?

今回は特にドタバタもなくやほひ(笑)もなく、しかしドラマチックに話が進むのでした。読者の対象年齢のせいか、妙にきゃぴきゃぴ(死語)してるのが難ですが、それでもこれまで読んできた高野史緒作品の雰囲気に近い、かもしれない。