読了本。

崖の館 (創元推理文庫)

崖の館 (創元推理文庫)

2年前に死んだ大好きだったいとこ。彼女を殺した犯人はいとこたちの中の誰か?

推定15年ぶりくらいに読んだ佐々木丸美。絵のトリックに関してはすぐぴんと来たのですが、物語そのものに関しては記憶がありません。「水に描かれた館」はおぼろげに記憶があるのに。何でだろう。
携帯電話もコンピュータも一般的でない頃の小説ですが、物語的には古さはあまり感じない、かな。主人公涼子の独白がリリカルすぎて古さを云々する前に別世界のものと感じるのかな。涼子に限らず、登場人物たちの台詞というか語りは今の小説の登場人物はあんまりやらなさそう。